オーバーホールの必要性

ブレスレットのトラブル


今回はブレスレットに起こったトラブルについてご紹介します。

・リファレンス:-
・年式:-
・症状:ブレスレットのトラブル
前回掲載分“クリスタルの破損(2020.10.13)”の原因ともなります、時計の落下に直接繋がってしまうのが、ブレスレットのピン破損などのトラブルです。
今回ご紹介する時計は、使い方やブレスレットの調整が適切に行われずに、使い続けてしまったことが原因で、破損や変形トラブルに至ってしまった一例です。



ダブルロック(セーフティキャッチ)のピンが外れています。
その他にも、ブレスレット全体に伸びや変形がみられます。

ダブルロック(セーフティキャッチ)のピンが摩耗と変形の末、破断していました。

中板も大きく変形し、閉じることができない状態になっていました。

フラッシュフィットも変形し、ケースとの間に大きな隙間ができています。

フラッシュフィットが開いてしまう現象は、分離型のブレスレットでは頻繁に生じます。
すぐ落下に繋がることはありませんが、バネ棒に掛かる負担が増えることが予想されます。

この程度の変形であれば簡単な調整で直すことができますので、気付き次第、お近くのクォーク店舗までご相談ください。

一体型フラッシュフィットの破損となると、交換の見積りとなってしまいます。

分離型と比較すると、はるかに頑丈な構造となりましたが、荒い使い方や適切な調整がされていない場合、破損してしまうこともあります。

ブレスレットの破損は、高額な修理費が必要となる場合が多くありますので、随時状態を把握しておくことはとても大切です。また、定期的なメンテナンスを実施することで、その他のトラブルについても未然に防ぐことができます。



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