オーバーホールの必要性

水入り


今回は、時計ケース内への水入りについてご紹介します。

・リファレンス:Ref.179174、Ref.18238、Ref.16600
・年式:-
・症状:水入り
時計内部に水が入ってしまうと、サビの発生や腐食などによって重大な不具合に繋がってしまうため、早急にメンテナンスが必要になります。
コロナ禍のためか、自粛中のクリーニングが増えたためかは定かではありませんが、最近は水入りの症状が増えてきておりますので、その一例をご紹介します。



レディース・デイトジャスト(Ref.179174)の写真です。
クリスタル内が水分によって曇っています。

水が入ってしまったことに気付き、直ぐにメンテナンスを行うことができています。
内部に水滴が確認できていましたが、ムーブメントへのダメージは殆どありませんでした。

デイデイト(Ref.18238)の写真です。
ダイヤル上や淵に大量の水滴が確認できます。

内部にも大量の水が入っていることが予想できます。

内部への影響も大きく、残念ながらムーブメントにも深刻な影響が出ていました。

シードゥエラー(Ref.16600)の写真です。
一見した印象では、水滴は見当たりませんが……

インデックスの夜光塗料に、水入り特有の”浮き”が確認できます。

入り込んだ水の不純物でしょうか 。クリスタル内に異物も確認できます。

水入りの原因には、リューズの締め忘れなどによってうっかり入ってしまうケース、防水性能を上回る水圧によるケース、メンテナンスを怠ったことによるパッキンの劣化によって起こるケースがあります。
うっかりは誰にでも起こり得ると思います。水辺での使用に限らず、リューズやプッシャーを操作した際には、常に締めることを心掛けましょう。
防水性能を上回るとは、100m防水の時計であっても、水中での激しい動きや、洗濯機に入れてしまうなど(この場合うっかりともいえますが)と瞬間的に防水性能を上回る高い水圧が掛かってしまうようなケースです。
最後のメンテナンス不足のパッキン劣化によるものは、唯一未然に防げるケースです。大切なロレックスを末永く使うためにも定期的なメンテナンスを心掛けましょう。



あなたのロレックスのオーバーホール料金はいくら? オーバーホール料金をCheck!



« オーバーホール実績