オーバーホールの必要性

デイトジャスト Ref.179171 オーバーホール


今回は、デイトジャストRef.179171のオーバーホールについてご紹介します。

・リファレンス:Ref.179171
・年式:-
・症状:オーバーホール(浸水)
デイトジャストRef.179171に搭載されているムーブメントはCal.2235です。
メンズモデルより小振りなサイズですが、性能面ではメンズモデルに引けを取らない素晴らしい作りです。 それでは早速、時計の状態を見ていきましょう。



綺麗なピンクダイヤルのデイトジャストです。
外見的には異常が無さそうですが、時計を軽く振るとカチカチと異音がします。

異音の原因は、腕の動きを利用してゼンマイを巻き上げるためのローターと呼ばれる錘が、バックケースの内側に接触する音でした。 なぜローターが接触していたかというと……

ローター真が摩耗し、ガタついていました。
ローター真の摩耗という症状はそれほど珍しいことではありませんが、ここまで摩耗してしまったものは珍しいです。

4番車の写真です。
ローター真の摩耗によって大量に発生したサビが、4番車のホゾの摩耗につながったと考えられます。

ローター真の摩耗は、仕様上防ぎようのない部分ではあります。 しかし、異音や異常な振動を放置してしまうと、問題のないパーツにもダメージを与えてしまいます。他にも、ローターが接触してしまったことで多くの箇所にキズが生じていました。いつもとは異なる違和感がありましたら、なるべく早めにクォーク店舗までご相談ください。



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