オーバーホールの必要性

水入り(浸水)


今回は、時計の水入り(浸水)についてご紹介します。

・リファレンス:-
・年式:-
・症状:オーバーホール(水入り)
時計ケース内に水が入ってしまったという事例は、比較的暖かくなってくるこの時期から数が増加している印象があります。水入りは時間との勝負にもなりますので、メンテナンスに入り次第、優先的に作業を行います。



クリスタルの内側に、拡大鏡の効果もあって水滴がはっきりと確認できます。

写真ではわかりにくいのですが、針やダイヤル上にも細かい水滴が確認できます。

不注意により、水中へ落下させてしまった際に浸水したようです。
リューズ部分を確認すると、密閉性を高めるチューブに腐食が見られました。

時計の生産年式の割に腐食が進んでいます。
日常的に水気や汚れが付着してしまう環境にあったのかもしれません。

ケース側のネジ溝の汚れをきれいに落とし、新品と交換しました。

気温が上がり、レジャーの機会が増えるシーズンは特に水入りにご注意ください。
また、汗をかく季節は汚れが溜まりやすくなります。長期間汚れが付着していると、腐食に強いロレックスのステンレス(904Lスチール)でもサビが生じてしまいます。使用後は軽く拭くなどの掃除を心掛け、時計を清潔に保つことが大切です。



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