オーバーホールの必要性

サブマリーナー Ref.116610LN オーバーホール2


前回に引き続き、今回もサブマリーナーのオーバーホールについてご紹介します。

・リファレンス:116610LN
・年式:-
・症状:オーバーホール
今回は、ローター真の摩耗とテンプのヒゲが絡んでしまったムーブメントCal.3135を分解洗浄します。



針とダイヤルを細心の注意を払いながら取り外します。

絡んでいたヒゲゼンマイを解きます。

従来のヒゲゼンマイと比べ、耐衝撃性に優れたブルーパラクロムヒゲゼンマイですが、全く変形しないというわけではありません。

分解洗浄後に各パーツを組み上げていきます。

カレンダー車を取り付けます。

鉄粉まみれの自動巻き機構部分も綺麗になりました。

摩耗したローター真は新品に交換しました。

ダイヤル、針を取り付けます。ズレや針同士の間隔はもちろん、カレンダーの切り替わるタイミングにも気をつける必要があります。

ケーシング後、タイミング調整とテストを行いオーバーホール終了となります。今回のロレックスは約10年間メンテナンスを受けていない状態でした。ムーブメントの進化と共に故障などのトラブルは減ってきていると思いますが、決してメンテナンスが不要になったわけではないということをご理解いただき、4~5年を目途に定期的なメンテナンスをおすすめいたします。



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